ヤマシロヤ模型製作Webコラム『オオゴシ*トモエのEnjoy Hobby!』は、ホビーの楽しさ、プラモデル作りの面白さを紹介するコラムです。みなさんもじょいほび!と一緒に楽しい模型ライフをはじめませんか?
【ガレージキット(レジンキット)製作編 第2回 表面処理をしようの巻 その1】
TEXT BY オオゴシ*トモエ
 
現在、軽音堂・臼井政一郎さん作の
ガレージキット(レジンキット)
『チョコレート工場長』を製作中です。

前回、ガレージキット(レジンキット)製作編 第1回では
離型剤を落とす目的でパーツの洗浄を行いました。

ガレージキット(レジンキット)製作 第2回目は、
パーツの形を整える作業や、表面処理を行います。
 

 

ゲート(湯口)・バリなどの切り取り


ガレージキット(レジンキット)のパーツは、
シリコン型にレジンを流して形を作ります。


そのためレジンを流し込む穴にゲート(湯口)や、
バリとよばれる型の隙間にレジンが流れ込んでできた不要部分があります。
そのほか気泡とかへこみとかイロイロ…


そのままだと組み立てられないなどの影響がでてしまうので、
不要部分を切り取り、
パーツの形を整える作業を行います。



ゲートやバリができる場所や程度などは、
キットによって個体差があります。
少量生産の手作りのキットならではですね。

では、作業スタートです。


 

↑上の写真の首の後ろの余分なかたまり、
←左の写真のでっぱりがゲートです。

左のハートの横、
ぺらぺらの部分がバリです。
この余分な部分を、
ニッパーで少しずつカットしていきます。

ゲートをきれいに切り離すコツは、
ニッパーでカットする時に
ゲートを少し残して切り取ることです。

残ったゲートはデザインナイフで
削ぎ落としていきます。

ニッパーとデザインナイフを使って2度切りすると、パーツをえぐってしまうゲートの切り取りすぎの失敗を防ぐことができます。
プラモデルを切り離す手順と同じですね。
 

写真のパーツのように、いくつかのパーツがつながっている場合もあります。

どこまでが必要な部分か確認しながら、
切り離していきます。
 
ここで、じょいほび!アドバイザー、
ヤマシロヤ モデラー店員玉さんからアドバイスが。

玉さん「切り取ったゲートの欠片はこの後行う、
気泡や欠けている部分を補修する作業で
利用
するので、捨てないでくださいね」

とのこと。ほぅほぅ、玉さんナイスアドバイス。
では大き目の欠片は捨てないで、
別の容器に入れて保管しておきます。
 


 
髪の毛の形を整えます

髪の毛のパーツの先端の余分部分をカットします。

ほかの場所は一目見て「ああ、ここは余分だな」と、
大体わかるのですが、髪の毛のパーツは形状も複雑で、
どこまで切り取ればよいのか、ちょっと迷ってしまいます。

実はオオゴシも作業するのが怖くて後回しにして、
最後の最後までできなかった作業なのです。



↑写真ではわかりやすいように、
余分な部分に色をつけてみました。

この色がついている部分をカットします。

※マジックの染料がレジンに染み込んでしまうので、あんまりやらない方がいいみたいです。


ゲートをカットするだけの作業とは違い、
形を作りながらの作業なので、
ちょっと緊張しました。

デザインナイフを使用する際は注意しましょう。

大きな塊をナイフで削ろうとすると、
先端の必要な部分までごっそり折れてしまうことが!

大きな塊はニッパーでカットしたほうが安全のようです。

髪の毛のパーツの表側と裏側を確認しながら、
先端に向かって細くなるように削ります。

 
やみくもに余分な部分をカットすると、
切りすぎてしまったりするので、
髪の毛の流れを考え、形を理解してから削るようにします。

最初はあまり目立たない後ろ髪から作業しました。

ニッパーとカッターでカットしたら、
今の状態ではまだガタガタしている部分もあるので、
ペーパーで削りつつ形を整えていきます。

 

 
その他の段差も削ります

大きな段差などは、
240番のペーパーを使います。

240番→400番→600番と、
ペーパーをかけていくのですが、
今の段階では240番のペーパーで、
段差部分を中心に形を整えます。

この後気泡埋めの作業をするので、400番・600番のペーパーをかけても二度手間になってしまうのです。
 
パーティングラインやバリがペーパーが入らない隙間にある場合は、デザインナイフをカンナがけする要領で削っていきます。

ちょっとアレンジを加えて指先を細くしてみました。

パーツの形を整えるのと同時進行で、
パーツのへこみや気泡をチェックします。
 
写真のが気泡です。

型に流し込む方法で作られるガレージキット(レジンキット)には、多少の気泡は仕方がないことなのです…。

気泡はキットによって
かなり個体差があります。
チョコレート工場長さんにも大きな気泡から、
小さな気泡まで…結構見つかっちゃいました(泣)
見てみぬフリをしたかったのですが、ええい!見つかったもんは仕方がない!

これから一つ一つ気泡を埋めていきます。

これもきれいな仕上がりの為に欠かせない作業なので、
丁寧に行いたいと思います。
 

表面処理の作業はまだまだ続きます。

次回は気泡やへこみの修正を行い、
さらに全体にペーパーをかけていきます。


ガレージキット(レジンキット)製作編
コラム第3回 表面処理をしようの巻 その2
次回もお楽しみに。


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