じょいほび!番外編 『オオゴシ*トモエ vs 長谷川指導員 HCM pro3番勝負!』
突然送られてきた長谷川指導員からの挑戦状…果たしてオオゴシの運命やいかに?!予告編はこちら

オオゴシ*トモエ vs 長谷川指導員 HCM pro3番勝負!


第一戦 HCM Proサザビー マーカータッチアップ対決!


いよいよじょいほび!番外編 『オオゴシ*トモエ vs 長谷川指導員 HCM pro3番勝負!』のスタートです。
もちろん、通常のじょいほび!と同じく、Webコラムにて、
製作工程や作業のちょっとしたコツなどをご紹介します。

長谷川指導員の製作過程も注目です。
オオゴシの製作過程とあわせてお楽しみください♪

第一戦はマーカーを使用した簡単グレードアップ対決です。

マーカー類や、トップコートなど、
比較的お手軽な素材を使用してHCM Proをタッチアップしていきます。

長谷川指導員の作品と罰ゲームも気になるトコロではありますが、
対決するからには勝ちたいなぁ…気合を入れて製作スタートです!
お題はサザビー!さっそくご対面


第一戦のお題は2006年7月に発売されました、
MSN-04サザビー
です。オオゴシの大好きな機体であります!

このMSN-04サザビーは、
映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する、
シャア・アズナブル専用のモビルスーツです。

大きさは1/200スケール(約115mm)です。
HCM Proのほかの商品と比べてもかなりボリュームがあります。


さっそく箱から取り出して、サザビーとご対面!
しばしニヤニヤしながら「隙のないポーズ」をとらせて遊んだ後、
ハッと我に返り作業開始。

マーカーでポイント塗装をする前に、
組み立てが必要な部品を組み立てていきます。
HCM Proは塗装済みの完成品ですが、
一部別々に入っている部品や、
ガンプラのようにランナー状態で入っているパーツがあります。


写真のような、武器やシールドのオプションや、
手首などバリエーションがある部品などがそうです。

パッケージ状態では表からは見えないのですが、
ブリスターの後ろ側に袋に入っている状態で付属しています。

これらの部品を組み立て説明書を読みながら、
組み立てていきます。
組み立て方はガンプラと同じです。


ニッパーでパーツをランナーから切り離します。

ゲートを少し残して切り取り、
残ったゲートをニッパーで二度切りすると、
パーツをえぐったり傷つけたりすることなく、
きれいに切り離すことができます。


ガンプラ製作に必要な道具の紹介、組み立て方、各部分の名称などは、じょいほび!コラム本編のガンプラ製作コラム ウィイングガンダムゼロカスタム製作編や、HGマラサイ製作編の中で詳しくご紹介しています。
よりゲート跡を目立たなくするためには、
ニッパーで切り取った後、
デザインナイフなどでゲートのでっぱりを削ります。


パーツを切り取ったら、組み立てていきます。


HCM Proはスナップフィット成型なので、
接着剤を使わず組み立てることができます。
第一戦レギュレーション

第一戦はHCM Pro 簡単グレードアップ対決ということで、
製作ルールを設定しました。

使用する材料はガンダムマーカー、ウェザリングマーカー、
リアルタッチマーカー
などの模型用のマーカー類を基本的に使用します。
塗料類はトップコート(つや消し、クリアー)のみ使用可

模型ショップで手に入るものを使用して製作を行います。

使用するもの

リアルタッチマーカー ぼかしペン  210円(税込)GSIクレオス
リアルタッチマーカー リアルタッチレッド1 210円(税込)GSIクレオス
バクシードマーカーセット 1375円(税込)GSIクレオス
ガンダムマーカー消しペン 210円(税込)GSIクレオス
水性トップコート(光沢)  525円(税込)GSIクレオス

サザビー製作過程 オオゴシ*トモエ編

さて、いよいよマーカーを使って、ポイント塗装をしていきます。

作業計画としては、マーカーでポイント塗装をした後、
スミ入れ、トップコートを吹きます。
きれいなサザビーにしようと考えています。

HCM Proは完成塗装済みモデルなので、
部分塗装などもすべて施されています。

マーカーで塗装する前に、下地の塗装を落とします。
もちろんそのまま塗っても大丈夫なのですが、
グレーなどの暗い色の上に、明るい色を塗る場合は、
ガンダムマーカー消しペンで下の色を落とすと、
よりきれいに発色させることができます。

ガンダムマーカー消しペンを色を落としたい部分に塗ります。

透明な消しペンインクを塗ったら、
そのまま十秒くらい待ちます。

下の塗料を十分溶かすためです。

ティッシュなどでふき取ると、
効率よくふき取ることができます。

細かい部分や奥まった部分のふき取りは、
綿棒などを使用します。


ガンダムマーカー…
ではなくバクシードマーカーで塗っていきます。

このバクシードマーカーは
ガンダムマーカーと同じアルコールマーカーです。
マーカー類ってことなので、ギリギリセーフだよね?


ウィングガンダムゼロカスタムの時も使用した、
メタリックカラーのマーカーのセットなんですが、
ゴールドやブルー、メッキシルバーなど、
すごくいい色がセットになっているんです。
メタリックカラーを塗装する場合は、
塗ってすぐは粒子が泳いでいるので、
下の色が見えてしまうことがあります。

この状態で色を重ねると塗料を多く塗りすぎて、
ほかの場所に流れてしまうことがあります。

よく乾かして二度塗りするときれいに発色します。



写真のようにはみ出してしまった部分は、
ガンダムマーカー消しペンでふき取ります。
部分塗装ができたら、次はミゾにスミ入れをします。


スミ入れ専用のペン、
ガンダムマーカースミ入れペンも試してみたのですが、
黒でスミ入れするとメリハリがつきすぎてしまうことが判明。


そんなときは、成型色により近い、
リアルタッチマーカー リアルタッチレッド1
スミ入れします。
ミゾにそって、細いほうのペン先でスミ入れしていきます。


リアルタッチマーカーはぼかしたり、
ウェザリングなどにも使えるのですが、
成型色に近い色でスミ入れにも使うことができます。


HCM Proのサザビーはモールドがイッパイあるので、
塗り残しがないか最後に確認しましょう。
はみ出してしまっても大丈夫!

リアルタッチマーカーぼかしペンでふき取ることができます。


ペンを寝かせ気味にして、
ミゾの塗料を全部ふき取らないようにするのがコツです。


ペン先が汚れてしまったら、
ティッシュなどにペン先の汚れをトントンとこすり付けると、
元通りの白いペン先に戻ります。

塗りわけとスミ入れが終わったパーツを並べて、
塗り残しや、マーカーがはみ出した部分がないか確認します。


最後にトップコートの光沢を吹いて作業終了です。


作業時間は大体6時間ほどでした。


ちなみに製作はいつものヤマシロヤ作業ブースで、平日にひっそり行いました。

この後は長谷川指導員にバトンタッチ!
どんな作品を作るのか、気になる〜!



使用するもの

リアルタッチマーカーセット1 【5色セット+ぼかしペン】
リアルタッチマーカーセット2 【5色セット+ぼかしペン】
各1260円(税込)GSIクレオス

ウェザリングマーカーセット 1260円(税込)GSIクレオス
水性トップコート(つや消し) 525円(税込)GSIクレオス



サザビー製作過程 長谷川指導員編


そのころ、長谷川指導員は



というか、締切日の長谷川指導員は
11:00〜23:00まで
HCM Proの新CM撮影で何もできてません。大変だ〜。



どんなカッチョイイCMになるかは
10月末までのお楽しみ。


といった訳で制作スタート!時間はすでに0:00すぎ。

対決ルールに則って、
ウェザリングマーカーリアルタッチマーカーを使用するぞ!


……すぐに作ると思いきや、2時間居眠りをしてしまい、
やばいやばいとスタート!


まずサザビーの全身を
ガンダムマーカー スミいれふでペン ブラック
でしつこくスミいれ!

そのあとにをリアルタッチマーカーを使う下準備で
トップコートのつや消しを吹きます。

モノアイはマスキングテープで保護!



トップコートが乾いたら、
リアルタッチマーカーブラウン1の登場。


サザビーは赤なので、
茶色のほうがより自然な色に仕上がるぞ。

暗くしたいところに、思いっきり塗るべし塗るべし!


リアルタッチマーカーを塗ったところを、
すぐさま綿棒で塗った部分をぼかすようにこすると…


おお! 使い込まれたような渋さと、
影の色が入ってメリハリがついて、
リアルなタッチになったぞ!

調子にのって全身リアルタッチだ!


全体を同じようなトーンで塗っていくのがポイントだ。

続いて、ウェザリングマーカーの登場!

今回使用したのはバーントアイアン(焼鉄)

ライフルやメカっぽいグレーの所に塗料をサーと塗って、
すぐに綿棒で拭き取る。

するとメタッリック感が残っていい感じー!
これもしつこくグレーの部分に全部いっちゃいます。

ウェザリングやリアルタッチマーカーは
やりすぎると汚くなってしまうので
腹八分ぐらいのそこそこでやめておこう。見極めが大切だ!

そうこうしているうちに完成!朝日がまぶしいぞ!

オオゴシ*トモエ、長谷川指導員のサザビーの完成です。大きい写真や各部分の写真が後日追加されます。お楽しみに!
オオゴシ*トモエ作
コンセプトは美しいサザビー。ポイントをゴールドで塗装し、クリアーでトップコート。上品なサザビーに仕上げました。

長谷川指導員作
コンセプトは渋いサザビー。リアルタッチマーカーやウェザリングなどを施し、味のある、大人のサザビーを演出。
ちなみに、こちらが使用前、使用後。全体に暗いトーンになって、陰影がくっきり。
第一戦は対極のサザビーが出来上がりました!
HCM Proは少し手をくわえるだけで、全然違うイメージになります。みなさんもぜひお試しあれ!

うわぁ…長谷川指導員のサザビーカッコイイ!!ポージングの上手さはさすがです。…と、感動している場合じゃなかった。
この企画、対決企画なんですよね。

この勝敗は誰が決めるのかといいますと…このコラムを読んで下さっているアナタ、そう、みなさんなのです。

こちらで製作した作品がヤマシロヤ6階に展示されちゃうんです。
展示期間中にヤマシロヤで投票を行い勝敗を決めます。(※現在は投票は終了しております)

負けたほうには罰ゲームがあるらしいですよ?!
HCM Pro3番勝負、勝つのはどっちだ?!第2戦も乞うご期待!
※コラム中で紹介されている商品・メーカー・価格等の情報は初掲載時のものです。現状と異なる場合がありますのでご了承下さい。
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