ヤマシロヤ 模型製作Webコラム『オオゴシ*トモエのEnjoy Hobby!』は、ホビーの楽しさ、プラモデル作りの面白さを紹介するコラムです。みなさんもじょいほび!と一緒に楽しい模型ライフをはじめませんか?
 
【チョロQリペイントコラム第2回 チョロQリペイントその2
リアルタッチマーカーを使って、汚し塗装をしよう!の巻】

Text byオオゴシ*トモエ
 
タカラトミーのミニカー チョロQリペイントコラム
第2回はチョロQの汚し塗装を行います。

コラム第一回でリペイントしたチョロQを、
リアルタッチマーカーを使用してウェザリングしていきます。


かわいいチョロQはいったいどうなってしまうのでしょうか?
 


 
このコラム内でリペイントしているのは
ヤマシロヤ限定チョロQ マツダ K360

通称けさぶろうです。

こちらはヤマシロヤ
限定バージョンです。
詳細はこちら

ヤマシロヤ限定チョロQ
マツダ K360(けさぶろう)
税込¥1,050(¥1,000+税)

ご購入はヤマシロヤWebサイトで!
 

前回はここまで


コラム第一回では、チョロQの分解や、
ドライブラシでのリペイントをおこないました。


チョロQリペイントのお話が出たとき、
ヤマシロヤのじょいほび!スタッフさんから、
「自由にリペイントしてOKですよ〜」というお言葉をいただき、
キュートな作品がいいかしら?とか、
女性らしい作品にしようかしら?など、
いろんなコンセプトを考えたのです。

渋い感じとかノスタルジックな感じにしてみては?と思い、
ドライブラシ
塗装をしたり、
ウェザリングでアレンジをすることにしました。


オオゴシ自身、戦車模型に取り組んでいるので、
汚し塗装を戦車以外でやってみたいと思い、
この機会にチャレンジさせていただきました。
 




リアルタッチマーカー


ウェザリングに使用するのはこちら!

GSIクレオスより発売中の
模型専用水性マーカー
リアルタッチマーカーです。


スミいれでの用途はもちろん、
ぼかしペンでぼかすことによって、
汚れや影などのグラデーション表現もできます。

リアルタッチマーカーセット1 【5色セット+ぼかしペン】
リアルタッチマーカーセット2 【5色セット+ぼかしペン】
各1260円(税込)GSIクレオス
カラーペン、ぼかしペンとも単品 各色210円(税込)
 

じょいほび!コラム、悪役一号製作の際にも、
活躍した、このリアルタッチマーカー。

キャップをとってすぐに作業開始、
キャップをしめて終了!の、超お手軽ツールです。
しかし!侮ってはいけません。


水性なので下地の塗料に影響がなく、
ぼかしたり、そのまま塗装したりと、
ガンプラだけではなく、戦車模型のウェザリングなど、
いろいろ使えるスグレモノなのです。
 
リアルタッチマーカー活用法その1
簡単ウォッシング



まず最初に全体の色のトーンを落とすため、
ウォッシング
を行います。

通常のウォッシングの作業は、
薄めに希釈したエナメル塗料などを塗装、
その後ふき取りを行います。

リアルタッチマーカーでも、
同じような表現ができます。

まずはカラーペン(リアルタッチブラウン)で、
エッジやモールドにランダムに色をのせます。






ブラウンだけだと単調になってしまうので、
オレンジやイエロー、グレーなどの色を、
ところどころにプラスします。


色が乾いてしまわないうちに、
白いキャップのペン(ぼかしペン)を使って、
パーツ全体に色を伸ばしていきます。

細かい部分は細いペン先、
全体に広げる場合は太いほうのペン先、
という感じでマーカーを使い分けます。


ポイントは雨の流れと同じように、
上から下へペンを動かすことです。




ちょっと色が濃過ぎるなーと感じた場合は、
色の調節を。

ぼかしペンのペン先を、ティッシュにトントン。
ペン先についた塗料を落とします。


きれいなペン先で再びパーツ全体を上から下へぬぐうと、
塗料がさらに薄くなります。
やりすぎると全部塗料が落ちて、ふりだしに戻るので注意です。
同じ手順で、塗料を残す加減を調節すると、
雨でさびやホコリなどが流れた感じに。

上から下へ、すーっとぼかしペンを動かすと、
写真のような感じになります。


あまり汚したくない部分や、
色の薄いパーツなどには、
色ペンを直接塗るのではなく、
ぼかしペンに残った塗料を伸ばすと、
いい感じに薄まった色が塗装できます。

 


リアルタッチマーカー活用法その2
簡単さび表現



ぼかしペンがついていると、
ついついぼかしたくなりますが(笑)
モチロン普通に塗装することもできます。


細いほうのペン先で、
エッジなどを中心に、てんてんてんてん……と、
小さな点を書いていくと、
さび表現をすることができます。


さびの色には、ブラウン以外に、
オレンジやイエロー、グレーを使用しました。
今回のウェザリングのイメージは、
海辺で乗られていたけさぶろうです。

潮風でさびちゃった感じで、
派手にウェザリングしてみました。


水性マーカーなので、
やり直しが簡単にできるため、
ちょっと大胆に汚してみました。

下の写真が出来上がり。
使い込まれた、渋い感じになりました。
 

 
 




ライト部分を塗り分けます


ライト部分を塗装します。

バックライトは赤とオレンジの2色。
細い筆で塗りわけます。
いきなりラッカー塗料で塗っちゃったので、
はみ出さないかどきどき。


コラム第一回で分割した、下側のパーツが、
すっかり元通りになっていますが、
分割したまま塗ったほうがよいかと思います。

なんでこの段階で下のパーツを組み立てちゃったかといいますと……
辛抱たまらず、つい……。
ウェザリングが出来上がった勢いで、
早く走らせたかったんです。子供か!



赤の塗料が乾燥したのを確認したら、
マスキングをしてオレンジの塗料を筆塗りします。


とにかく早く走らせたくて、
組み立てちゃったのですが、
分解したままのほうがマスキングも楽だったはず。
このような感じに塗り分けました。



今になって思えば、ナンバープレートも一工夫すればよかった……
次回リペイントときにはやろうっと。



そのほか、部分塗装をします。
前側のライトのシルバー、下のオレンジ色など、
細かい部分ですが、ちょこちょこと塗りわけます。
 

ドライブラシ塗装と、ウェザリングが施された、
しぶーいけさぶろうが出来上がりました。


ヤマシロヤ限定カラーリングバージョン
チョロQと一緒に並べてみました。


正面からみるとこんな感じ。

後ろはこんな感じ。

ノスタルジック感、ちゃんと表現できたかな〜?



ヤマシロヤ限定チョロQ マツダ K360は、
じょいほび!作業公開を行っている、
ヤマシロヤ6階で販売中です。
ネットでのご購入はヤマシロヤWebサイトで!
 


実車とは違う塗装表現ではありますが、
マスコットとしてはいい感じ。

以前から、6階に展示されている、
ヤマシロヤのスタッフさんが製作した、
オリジナルカラーのチョロQなどをみては、
「かわいいなぁ」と感じていたのです。

今回じょいほび!でチョロQをリペイントできて、
またひとつ念願かなった感じです。

汚し塗装じゃなくても、
7色のけさぶろうとかもかわいいかもしれませんね。
ずらっと並べて飾ったらキュートだろうなぁ。
 



チョロQリペイントコラムはまだまだ続きます。


次回はリペイントしたチョロQがより栄える、
ベースを製作します。

お手軽&リーズナブルなベース作りを提案。
どんな作品になるのでしょうか?


チョロQリペイントコラム第3回
ベースを製作しよう! に続く!



 
 
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