ヤマシロヤ 模型製作Webコラム『オオゴシ*トモエのEnjoy Hobby!』は、ホビーの楽しさ、プラモデル作りの面白さを紹介するコラムです。みなさんもじょいほび!と一緒に楽しい模型ライフをはじめませんか?
 
【1/380姫路城 製作コラム 第7回 ベースにお城を組み上げよう!の巻】
Text byオオゴシ*トモエ
 
このコラムではお城のプラモデルの製作過程作り方
道具の紹介を行っています。

前回のコラムではお城にはえている松の木の作り方や、
池の水の表現方法
をご紹介しました。

お城のプラモデル製作編も、いよいよ仕上げに突入!
今回は塗装したお城を組み立てます

組み立てる時に使用する道具や、
ちょっとしたコツなどをご紹介します。

ドライブラシ仕上げの石垣や、
カラーパウダーやスポンジで飾り付けたベースに、
いよいよお城が乗っかります。ん〜たのしみ♪
今作っているのはこのキット!

童友社1:380 姫路城 を製作中です。

ヤマシロヤ5階ホビー・フィギュアフロアで取り扱い中です!
 

前回の作業は……?

前回はお城の庭を飾る松の木や池を作りました。

ヤマシロヤ・スタッフ玉さんのアイデアで、
グラスデコという特殊なえのぐを使用して、
池の水を表現。

本来のグラスデコの使用方法とは異なりますが、
すごーくいい感じに仕上がりました!
作業の様子はこちら
 



組み立ての前に、
白いパーツ(壁部分)の仕上げを行います。

右の写真は、コラム第3回塗装をしよう!の回で、
ウォッシング(薄めたエナメル塗料で、
雨だれやスス汚れの表現やミゾの強調)をしているところ。

凹凸が強調されていい感じ〜♪と思っていたら……。
これまで作った石垣などのベースとあわせると、
ちょっと暗い感じ。そこで、組み立て前に調節します。

エナメル溶剤をしみこませたティッシュで、
パーツを拭いて、
塗料をちょうどよい具合に調節します。


すべてを落としてしまうと、
作業の意味がなくなってしまうので、
程よくふきとります。
細かい部分は綿棒を使います。

じょいほび!では油えのぐ用の溶剤
ペトロールを使用しました。
地味な作業ですが、効果テキメン!


組み立てと平行して、ちょっとひと手間。

本当にちょっとしたことなんですが、
お城の出来を大きく左右する作業です。

お城には窓がたくさんついています。
こんな感じで、窓がたくさん。

一つ一つの窓は小さくても、
四方に窓があり、お城の中は空洞なので、
組み立てると光が透けてちょっとイヤンな感じ。


そこでパーツの内側に黒い紙を貼って、
光が透けたり、スキマが見えるのを防ぎます。
 
作業はすっごく簡単。そして地味(笑)
ちょっぴり根気が必要かも。

黒い紙(画用紙やプリンタで印刷したもの)を、
お城の大きさに合わせてざっくりカット。

←目分量でアバウトにカットしております

白黒のストライプ|||||||←こういう模様だと、
お城の窓格子みたいでよかったんじゃない?
と、後で気がついてみたりして。
お城の壁のパーツの内側に木工用ボンドを塗り、
窓をふさぐように紙を貼ります。



細かい部分に木工用ボンドを塗るときは、
ツマヨウジなどを使うと便利。


窓からボンドがはみ出さないように、
丁寧に作業します。
 
作業後はこんな感じ。

コラムの写真ではホンの数カットの作業ですが、
全部の窓に紙を貼ったので、作業時間は2時間くらい。


黒い紙を切っては貼り、貼っては切る……
地道な作業でした。
 
内側に目隠しをしたら、
お城を組み上げていきます。


じょいほび!製作の姫路城は、
ヤマシロヤさんの店内での展示が目的なので、
このように仕上げましたが、
いつかお城の中に電飾とか仕込んでみたいですね。



お城の組み立て、本番!

さて、いよいよお城の組み立てです。

仮組みは作業の最初に行ったのですが、
パーツの修正や塗装の作業があったので、
接着剤の量も少なめだったり、
マスキングテープを使っての仮止め状態でした。

今回は本番!しっかり接着していきます。
 
接着には主にスチロール系接着剤・流し込み用
くっつける箇所によっては、瞬間接着剤を使います。


このスチロール系接着剤は、
プラスチックを溶かしてくっつけるタイプの接着剤。

この作業では、しっかりくっつけることが目的ですが、
大量につけすぎると、パーツが溶けすぎてしまったり、
接着面がガビガビになってしまったりするので、
くれぐれも適量を心がけます。
 
地面に接する塀などのパーツをくっつけるときは、
接着する部分だけ、
土(カラーパウダー)を取り除いてから接着します。



ツマヨウジなどの先の尖ったものをつかって、
パウダーを削り落とします。
 
パーツの修正などを行ったにも関わらず、
合いの悪い部分が見つかったときは、
パーツを削って調整します。


よい子のみなさんは、
こんなことにならないように、
事前にしっかりチェックしましょう。トホホ。
 
お城が組みあがるにしたがって、
指が届かない場所がでてくるので、
ピンセットなどを使って位置を調整します。


仮組みしたお城は長時間バラバラにしておいたので、
もう一回組み上げるのにエライ苦労しました。
おんなじようなパーツがたくさんあったもので……

目立たない場所にパーツの番号を書くなど、
対策をしておいたほうがよいみたいです。
お城が組みあがりました〜。

天守閣の上部分はまだ作業が残っているので、
接着しません。


ずいぶんお城らしくなりましたが、
お庭がかなり殺風景な感じ

実際の姫路城にはないのですが、
模型的に彩(いろどり)を加えたいということで、
次回、お庭をデコレーションします。


姫路城も完成に近づきました!
仕上げはお城の庭を美しく飾り付けます。

前回のコラムで作った松の木や、
石を配置して庭園を造っていきます。

果たして姫路城の仕上がりは?


童友社・1/380姫路城 製作コラム 第8回 
姫路城の庭園を飾りつけよう!の巻 に続く!
協力:童友社


 
 
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