ヤマシロヤ模型製作Webコラム『オオゴシ*トモエのEnjoy Hobby!』は、ホビーの楽しさ、プラモデル作りの面白さを紹介するコラムです。みなさんもじょいほび!と一緒に楽しい模型ライフをはじめませんか?
【Pinky:st.編 第4回Pinky:st.をリペイントをしよう!の巻】
TEXT BY オオゴシ*トモエ
 
みなさんこんにちは!オオゴシ*トモエです。

じょいほび!Pinky:st.編コラム第4回目は、
ピンキーストリートのリペイントを行います。

今回のコラムの題材はピンキーストリートと言いながら、
パネル職人になってみたりお花屋さんを作ってみたり
ここまでエライ回り道をしてまいりました…ゲフン。

 
やっとPinky:st.本体の作業に辿りつきました。
今回は髪のパーツや、服のパーツをリペイントしていきます。

下にずらっと並んだピンキーさん達は、
髪の毛の色をそれぞれオリジナルの色で塗装しました。
印象がずいぶん変わりますよね。

今回はリペイントの方法の紹介を中心にお届けします。
ガンプラ製作のグラデーション塗装とはまた違った、
フィギュアの髪の毛のグラデーション塗装をご紹介します。


 

リペイントその1
暗い色をペイントする場合


まず色を塗るパーツを用意します。

髪の毛の形状によっては、前髪と後ろ髪のパーツに隙間ができてしまったり、上手くはまらないものがあるので、塗装の前に組み合わせを考えておきます。

複数同時進行で塗装する場合は、塗っている間にわからなくならないように、前髪と後ろ髪に目印を書いておきます。
セレクトした前髪と後ろ髪のパーツを、
塗装用のもち手につけたら塗装開始です。

最初にご紹介するのは、
パーツより暗い色の塗装方法です。
ここではを塗装します。

黒を塗装する場合は、下の色の影響をあまり受けないので、前髪が茶色、後ろ髪は紫色のパーツに、このまま色を塗っていきます。
パーツに離型剤手の油などが付着していると、
塗料をはじいてしまう場合があります。


塗装の前日などに、洗面器に水と中性洗剤を入れ、歯ブラシなどでこすり洗いをして、乾燥させておくことをオススメします。


裏側色が乗りにくい部分から塗ります。
一度目の塗装では色ムラができたり、
下の色が透けますが、
少し塗ったら乾燥させて、
何度か重ね塗りしていきます。

一気に色を塗ろうとすると、
塗料が流れてしまったり、
厚ぼったくなってしまったり、
失敗のモトになります。
前髪と後ろ髪の下地の色が違う場合は、
同じ色に塗れているか、並べて確認します。


髪の毛の先やパーツの境目も、
塗り忘れないように注意しましょう。



ツヤッツヤの黒髪の出来上がりです。

通常のPinky:st.のパーツは、つや消し、または半ツヤが多いので、ツヤを合わせたい場合はつや消しスプレーなどを吹きます。

エアブラシを持っていない方も、
専用のピンキーマーカーセットで、
簡単にリペイントをすることができます。


ピンキーマーカーにない色を塗りたい場合は、
同じアルコールマーカーの、
ガンダムマーカーで塗ることができます。

GSIクレオス
ピンキーマーカーセット 1,260円(税込)

リペイントその2
明るい色をペイントする場合


次は明るい色を塗装する場合のポイントをご紹介します。

明るい色を暗い色のパーツの上に塗装すると、
下地の色に影響されて、くすんだ色になってしまいます。黄色などを塗ると緑がかった、それはそれは残念な色になります。

そこで、色を塗る前にを塗装します。
ここではベースホワイトを使用しました。
ピンキーマーカーリムーバーや市販の塗料剥がしなどで、塗料を剥がして肌色の地を出し、その上に明るい色を塗る方法もあるのですが…
あまりオススメできません。

素材が塩化ビニールなので、上に塗るラッカー系塗料の食いつきが悪くなってしまう可能性があるのです。

塗料の定着のことを考えると、ちょっと面倒ではありますが、
下地に白を塗ることをオススメします。
下地が濃い茶色などの場合、
白はなかなか発色してくれないのですが、
根気強く塗っていきます。


黄色やピンク、薄紫など、
下地の影響を受けやすい
デリケートな色を塗る場合は、
しっかり下地の白を塗っておきます。
白を塗装した上に明るい色を塗装します。

写真はオレンジ色を塗っているところです。

黒を塗った時と同じく、パーツの裏側や、
塗料の乗りにくいミゾなどから先に塗っていきます。

次は髪の毛のグラデーション塗装
をご紹介します。

リペイントその3 髪の毛のグラデーション
Pinky:st.の髪の毛にはグラデーションがかかっています。

グラデーション塗装は、以前ガンプラ精作コラムの中でご紹介したことがあるのですが、ガンプラのグラデーション塗装と、フィギュアの髪の毛などに施すグラデーション塗装とでは目的や効果が違います。

ガンプラの場合は、色の情報量を増やし、
より立体的に見せる効果が主ですが、
フィギュアの場合は髪の毛の影や流れを表現する意味合いが大きく、
感覚としては絵を描く感覚で塗装します。


効果はわかったけど、一体どこに色を塗ったらソレっぽくなるの?というアナタ。
実は最初の頃、オオゴシも迷いました。

そこでじょいほび!では、Pinky:st.の髪の毛グラデーションの手順をお見せします。

エアブラシをお持ちの方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

↑ビックサイズのでかピンキーの髪の毛。

まずはこれまで同様、パーツの裏側
パーツのふち部分を塗ります。

薄い色の場合は下地の白を塗っておきます。

上の写真のように、首の後ろなどはパーツの間から見えてしまうので、塗り忘れないようにしましょう。

次に頭のてっぺんのつむじ部分に色を塗ります。
髪の毛を束ねているパーツの場合は、後頭部にあるミゾも先に塗ります。
エアブラシのエア圧は低めにし、
ハンドピースをパーツに近づけ、
細吹きでパーツのミゾに塗っていきます。

エア圧が高すぎるとブシュっと塗料が流れてしまうので注意です。

またパーツとエアブラシの距離が遠いと、
全体に色が乗ってしまい、グラデーション効果がなくなってしまいます。
こちらが細吹きした状態。

頭のてっぺんと、髪の毛のミゾだけが
黄色に塗装されているのが
お分かりいただけますでしょうか?

この最初に塗った部分が
色が濃くなる部分です。


ミゾ部分をもう一度と、
髪の毛の先端部分を塗っていきます。
先ほどのパーツより、
ずいぶん色がついてきました。


塗りすぎてしまうと、
グラデーションがなくなってしまうので、
しっかり差をつけるように塗っていきます。
エアブラシを離し気味にして、
エア圧も高めにして、
全体にふわっと色を乗せていきます。


この時、グラデーションがなくならない程度
ふわっと乗せるのがコツです。
こちらができあがり。


後頭部にうっすらハイライトが入っているのがお分かりいただけますでしょうか?


イラストを描くときに、
髪の毛に天使のわっかを描くのと同じです。


微妙なニュアンスですが、グラデーションがあると印象がかなり変わってきます。
今回は1色のみのグラデーションの方法をご紹介しましたが、上のでかピンキーのように薄い色と濃い色の2色使いのグラデーションの場合も濃い色を塗る場所は同じです。


今回の作品の製作中、たくさんのPinky:st.の髪をリペイントしましたが、Pinky:st.はアニメっぽい水色やピンクなどの普段はなかなかできない髪の色もハマリます。

髪の毛で印象ががらりと変わるので、
いろいろな色を試してみてくださいね。

服などのパーツのリペイント

ボディのパーツも塗っていきます。

特に今回は座りパーツを3人分使用したので、
変化を出すため色を変えてみました。

髪の毛のパーツと手順は同じく、
下地の色よりも明るい色で塗るときは、
下地に白を塗装しておきます。
足ばかりが何本も…チョットコワイ?


髪の毛のパーツを乾燥させる際には、
もち手&乾燥台などを使用すると便利です。


サテライト ツールスペイントベースは、
もち手も付属していて、
Pinky:st.サイズにピッタリです。

迷彩模様のパンツを塗ろう

今回は10人以上のPinky:st.に何かしら手を加えることを目標にしているので、いろいろなネタを盛り込んでみようと思います。

パンツを迷彩模様に塗装します。

もともと薄いグレーのパーツだったので、
その色を活かし、上に緑と茶色で迷彩模様を
塗っていきます。

最初に緑を塗ります。
感覚としては塗るというより、シュッ、シュッといびつな(笑)水玉を作るように模様を描いていきます。

あえて規則性を持たせず、バランスを見ながらランダムに塗ります。

次に茶色を塗ります。

先に塗装した緑の模様の上に、すこし重なるように塗っていくのがポイントです。

戦車模型の悪役1号を塗った時
アノ感覚を思い出し、塗っていきます。
迷彩パンツの出来上がりです。

実はこの迷彩パンツ、2つ塗ったので、1つはシューズ部分をマスキングして、もう1つはガンダムマーカーでシューズの色もリペイントしました。

ミドリ×ブラウンだけではなく、
グレー×ホワイトや、赤×ピンクなどの
迷彩模様にしてもかわいいかもしれません。

Pinky:st.はいろいろなアイデアを試せるキャンバスでもあります。じょいほび!を参考に、いろいろデザインして楽しんでくださいね。

たくさんのPinky:st.さんに見守られつつ作業しました
そのままの色やデザインもかわいいPinky:st.ですが、オリジナルの色やデザインをプラスすることによって、さらに愛着がわいたり、組み合わせの幅が広がります。

髪の毛や服の色で、がらりと印象が変わるので、
つい時間を忘れて作業してしまうほどでした。

次回はPinky:st.を街の背景に飾ります。
飾る際にやっておいた方がいいこと、
Pinky:st.の補強の仕方などをご紹介します。


Pinky:st.編 第5回
補強して配置しよう!の巻もお楽しみに!

↑作品の背景部分のイラストはダウンロードしてお楽しみいただけます。ダウンロードはこちらからどうぞ♪
(C)BABYsue・VANCE
 
 


 
 
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